折尾駅を目指して中国地方2泊3日の旅 第2日

2009年09月30日 17:45

2009/9/11
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今日は特急「スーパーおき」に合わせて、朝風呂になぞに入ってゆったりと発つ。


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特急というもののたった2両しかない。「最長片道切符」を見ると、山口から益田まで「おき」に乗っていて6両編成だった。それだけ輸送における鉄道のシェアが低下しているという事なのだろう。


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赤崎駅あたりから大山が見え出すが、側面からでは姿がよろしくない。
稜線が円錐形に見えるのは、米子に近い大山口駅あたりからだった。
これまでは天気が悪くて山裾さえ見せてくれなかったが、今日は山頂までクッキリと見える。

米子から松江へ向かう山中で、どこからとも無く1本のレールが寄り添ってきて、また離れていった。ああ一畑電鉄かと思ったが、こんな所を走っているはずがない。あれは山陰本線で部分に敷かれている複線の片割れなのだと思い当たった。これまで何度も複線区間を見つけるべく窓の下見つめていたが「発見」出来なかった。複線といっても平行に敷かれているのではなくて、後から造られた線と元の線が離れていのるだった。
日豊本線の大分-宇佐間にも、山を隔てて向こう側を複線の片割れが走っている区間がある。あそこは平地なので判り易かったが、こちらは山中で気がつかなかった。


出雲市を出ると海岸線を走るが、じっくりと眺めを楽しむには速度が速すぎる。
ここは鈍行でゆっくりと流す方がベターだ。
しかし、あのローカル専用車では尻がすぐに痛くなる。
昨年の秋はどんな列車に乗っていたのかと時刻表を繰ってみると、出雲市発のアクアライナーという快速に乗っていた。正規サイズのディーゼルカーでほぼ全てボックス席だった。
ビギナーズラックで、ベストな列車に乗ったようだ。

益田からは山口線にはいる。
この線は津和野に行った時に乗っているはずだが、平凡な景色で全く記憶がない。
その津和野を過ぎて振り返ると、山腹に朱塗りの、大きな神社があった。

トンネルを抜けて島根県から山口県に入ったが、景色は相変わらずだ。
短いトンネルを抜けてすぐカーブになり、そのカーブの所に駅があった。
仁保駅だった。ホームには花壇が造られて綺麗に整備されているが、周りに人家がないし道路も見えない。特急で通過する極く短い時間の間なのでじっくりと観察できなかったが、雰囲気の良さそうな秘境駅だ。


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5時間の乗車が終わって新山口に到着。
駅名が小郡から新山口に変わってから初めてこの駅に降りた。
「新○○」は、新幹線との接続の為に造られた駅という意味合いがある。
長い歴史を持ち多くの引き込み線を有する、堂々としたこの駅には似つかわしくないと思う。


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新幹線口に表玄関を取られてしまったが、本来の玄関口である在来線側へ出て見た。
小郡は鉄道の街で、他には何もない所だと思っていたが、種田山頭火の「其中庵」があった。
行ってみたいが、乗り換えの間に往復するには遠かった。


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新山口から宇部まで、山陽本線と並行して走っている宇部線に乗る。
この線には山口大と共同研究している時によく乗った。
単調な田園風景が続くが、時折海が顔を出す。
一旦宇部まで行くが、次の小野田線は宇部新川発なので、宇部新川まで戻る。

宇部新川の駅は以前とちっとも変わっていない。
山陽本線の宇部と名跡を取り替えただけで宇部市の中心街はこちらの方だけど、空港へのアクセス駅とはとても思えない。この街の活況は炭鉱の閉鎖と共に終結してしまったかのようだ。

宇部新川の次の居能から小野田線が分岐する。
小野田線は山陽本線の宇部-小野田の1駅間を走るのに、宇部線との共通部分を含めて9駅も通過する。宇部線以上にローカルな路線だ。その小野田線の雀田から更に分岐した先に長門本山がある。

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雀田から2駅、5分で長門本山に着いた。
「住宅の裏庭にちょこんと止まってみたら、前を道路が塞いでいて、その先には進めませんでした」とでも電車が言っているような終着駅だった。


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道路の向こうは海で、本当にここから先には進めない。


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時刻表2万キロに「廃屋のような無人の駅舎と、風が強いせいか店を半分閉じたような雑貨屋が一軒、駅に接してあるきりだった」とある、切符も販売していた神戸屋はこの空き地に建っていたのだろうか。


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当時の「朝六往復、夕方五往復」から、更に朝2往復、夕方3往復に減便されている。
延々と鳥取から時間をかけてやって来たのは、この時刻表の所為である。
それでも高校生が何人か乗っていた。

日も暮れてきた。折り返しの18時37分発が最終になる。

侘びしさばかりつのる長門本山駅だったが、来てみて良かったと思う。


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雀田は分岐の中に造られ、ホームは三角形になっている。鶴見線の浅野のような駅だ。
東京理科大山口校の最寄り駅という事だが、狭い駅前iに出てみても古い住宅が並んでいるだけで乗客は僅かしかいない。大学が来ても昔と変わらぬ風情で、ここだけ時間が止まってしまったような駅だ。



駅前の厚狭ステーションホテルに投宿   素泊まり4950円

厚狭はホテルは工事関係者御用達のようなこのホテルだけ、食事も駅前に居酒屋が一軒あるだけという寂しいところだった。新幹線が停まる駅だが、その恩恵を全く受けていないように見える。

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