投稿日:2007-11-19 Mon
大阪城の近くの「いずみホール」という800席程度の中型ホールで、ピアノ・デュオをやっていました。
アドモニーという日本人とイスラエル人夫妻のデュオで、CDでは聴いたことがありませんでした。
クロムランクが「心中」という形で消滅してしまったので、貴重な存在だと思います。
プログラム中の「リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番」はCDだと「1人で出来るのに、2人でやっても1.5人位分くらいしか面白くないやん」というものですが、2台のビアノの間でメロディラインが行き交うという、発実演ならではの発見が出来ました。
カブリつきの席で聴くと、グランドピアノ(それも2台)でも意外と響かず、録音はホールに依ることがよく分かります。
帰り見た大阪城のライトアップが、冷えた夜空に美しく映えていました。
デジカメを持ってなかったのが残念。
投稿日:2007-11-11 Sun
その1 グールドの2007年録音?
1955年録音のモノのパツハ/ゴールドベルグ変奏曲がオリジナル。これをスタジオでプレイバック、『コンピュータ・ソフト「Zenph(ゼンフ)」を使って徹底的に解析し、キータッチや音量、ペダルの踏み込み加減にいたるまで完全にデータ化、それを自動演奏ピアノ(ヤマハ製ディスクラヴィア/9フィート・フルコンサート・グランド)を用いて再現』、これを再びマイクで録ったもの。
ふむ、最新のMIDIソフトは音符だけでなくペダルのデータも入れられるのか。
「グールド党」ではないので、SACDサラウンド録音のほうは特に感想はない。グールドで「ゲテモノ」を作るより、バックハウスが唯一ステレオで残せなかったベーヴェンのハンマークラーヴィアや、ケンプの技術がまだしっかりしていた頃のモノ録音に、この技術を使って欲しいと思う。
このCDにはバイノーラル録音版も入っていて、こちらの方が興味深かった。バイノーラル録音は、ベットフォン専用ではない。ダミーヘッドの耳の部分にマイクを付け、耳で聴くのと同じ条件で音を捉えらる。音場感向上のため、昔流行ったことがある。当時のLPでは顕著な効果が得られず下火になった。このCDでは、サラウンドではないのにスピーカの前方に「立体的な」ピアノの音像がデンと座る。音もこちらの方が良い。音に深みがある。2チャンネルステレオにも、まだ開発すべき余地が残っていたのだ。
その2 ニコイチのグランドピアノ
ショパンの2台のピアノ用のオリジナルと、サンサーンス編曲によるピアノソナタが入っている。
その姿が変わっている。2台のピアノを背中合わせにくっつけたピアノ。

ショパンも愛用したプレイエル社が100年も昔に造り、2度の戦火を生き残ったオリジナルだ。よりダイナミックな音の響きを狙って造られたこのピアノで聴く、葬送行進曲付きのピアノソナタが面白い。
投稿日:2007-10-28 Sun
クラシックというものを聞き始めた時から、名を知っている。1959年にベルリン・フィルのトップになったのだから当然だろう。
頭の中ではカラヤンやランパルと同世代という感覚があった。新譜を賑わすこともないし、もう亡くなったと思いこんでいた。
その人が、まだ演奏活動を続けている?
なんと、20代前半で世界のトップになっていたのだ。
まだ?、70代。
さすがに一人だけ輝いているような「勢い」は無い。
そういえば、放送用のマイクすら無かった。
実演でも少し物足りなく感じた。
しかし家で録音を聞き直してみると、モーツァルトのクラリネット五重奏がすばらしい演奏だった。
「聞き飛ばし」では、キチンと評価できない事を痛感した。
今後は、ROLAND R-09を必ず携行しよう(笑)

Caplio R7の7倍ズームの威力で、バルコニー席からでもアップで撮れました。
ノーフラッシュでは、手ぶれは厳しいですがなんとか見られる程度に写っています。
投稿日:2007-10-16 Tue
ともに、ピアノトリオを中心とした日本のジャズレーベルである。何十年経っても、マイルス、モンク、コルトレーンの時代をベストとするモダン・ジャズに飽きた。かといってナベサナみたいにポップにすり寄っていくのは嫌だ。最初に、活路を見いだしたのはヴィーナス・レコードだった。

「水上スキー」というだけで解る、有名な1枚だと後で知った。売り場で、ジャケットだけ見て買った。このレトロな感覚がなんとも言えない。ビル・チャーラップはこれで知った。マグナムなんとかという仰々しいレコーディングシステム名が付いているが、要するにオーナー・プロデューサーお好みのイコライザーがかかっている。ベースはブンブン、シンバルしゃんしゃん、おまけに普通のCDより6dBくらい音量レベルが高い。

レトロ&セクシー路線のジャケットも良い。
一方の澤野工房のジャケットは、月並み。

これは澤野工房のベストアルバムと言っていいCDだ。
曲と曲のセンスが、連作短編集みたいに繋がっている。

シャフラノフが一躍有名になったアルバムだが、ウォッカのラベルみたいで・・・・
どちらもクラッシックでも通用するような美しいピアノが特徴。
同じピアノトリオを追求するレーベルだが、録音方針の方向は全く違う。
澤野工房はピアノが主で、ベース、ドラムは従
ヴィーナス・レコードは音の綺麗なドンシャリ。
最低域は澤野工房の方が、良く延びる。
投稿日:2007-09-22 Sat

右上にピアノプレイヤーが内蔵されています。
現在の仕様では2HDのFDが使用でき、標準MIDIファイルを直接読むことが出来ます。
自分の演奏をマイクや録音機器無しに録音できます。演奏技術の向上を図るのが、本来の目的でしょう。
MIDIファイルが読めるのに目をつけて、ネットで入手した曲のファイルをピアノに変換し、CDで聴けない編曲やリアルタイムでは演奏不可能な曲を聴こうという目論見です。
まずフリーソフト編曲名人で、MIDI楽器をピアノに変更します。
この機種では.yplという拡張子のピアノプレイヤーファイルしか読めません。
これも YpConv という当時のフリーソフト(98DOS!!)で再度変換します。YpConvというソフトは、音量や、全体に音を小さくした時に最小音が出なくなる(本物のピアノ所以の不都合ですが)のも補正できます。
バッハのオルガンコラールやシューベルトのピアノ五重奏曲「鱒」をピアノで聴きました。尤もMIDIでは3パートしかピアノ用には使えませんから、それ以上のパートは欠落してしまいます。
パガーニーニの「パガーニーニの主題による24の変奏曲」は、リストをして「俺はピアノのパガニーニになるのだ」と言わしめた曲です。なぜリストが原曲そのものをピアノで弾かなかったか、ピアノプレーヤーで聴いて理解できました。
原曲をピアノで弾くとピアノを活かしきれません。
非常に早いトレモロで、キーは「振動」しているのにハンマーが落ちてくる時間が無くて音が出ない箇所がありました。また、弦なら可能な「長く引っ張る」箇所では、原曲どおりではたとえペダルを踏んだとしても音が途切れてしまいます。これならメロディだけ借用してピアノ用に編曲するのが得策です。
投稿日:2007-09-19 Wed

「アリアCD」の店主松本さんが、HPで「超おすすめアイテム」として紹介しているので借りてみた。CD評を「実例」とすることで、美学者たる著者の「音楽論」を展開するのが趣旨らしいが、立派に「CD評」本になっている。
面白いのは第2章と第3章。「遅いテンポ」と「ティンパニの強打」の2フレーズだけで、CDを撫で切りにしている。
昔々モーツァルトで最に買ったLPが運悪くクレンペラー指揮だった。
「遅くて」かつイン・テンポでゴリゴリやられてはモーツァルトも堪ったものではない。
しばらくモーツァルトは敬遠した。クレンペーラーはベートーヴェンのミサソレを聴くまでは許さなかった。
クレンペラーのモーツァルトを褒める批評家は絶対に信用しない。
試しにクレンペラーのマーラーの第9を聴いてみた(買った記憶が無いのだが、棚にあった)。イン・テンポのマーラーは恐ろしい。グロテスクだ。
ティンパニで「切り分ける」のも面白い試みだと思う。
ピリオド奏法でオーケストラが小規模になる程、ティンパニは目立つ。
今では抵抗が無くなったが、ホグウッドの「合唱」を最初に聴いたときには「ティンパニ協奏曲に編曲」してあるのかと思った。
この視点で見れば、ヴァントもティンパニが無ければあの緊張感が損なわれる。また、敢えてヴァントからティンパニの強打をマイナスすればケーゲルになる。
本書ではカラヤンに「飼い殺」にされたベルリン・フィルのティンパニストが、テンシュテットの「神々の入場」で逆襲したとある。確かに凄まじい強打であるが、カラヤンもマーラーの6番では威勢よくティンパニを鳴らしている。
投稿日:2007-09-17 Mon

ザ・シンフォニー・ホールのオルガンを聴きに行った。
音は、やっぱりオーケストラの一楽器のレベルで、音色は乏しかった。
後半の編曲ものプロの最後の2曲ではパーカッションが加わった。
お互い背中合わせに演奏するデュオは、前代未聞だろう。
フィンランディアはオケパートをオルガンが受け持ち、パーカッションはほぼ原曲通り。
元々打楽器で盛り上がる曲だけに、これは聞き物であった。
ラプソディンイブルーで裏返ったようなクラリネットの音をどうするのか、興味があった。
さすがに大型パイプオルガンだけあって、クラリネットに似た音色の管があった。
パーカッションはもっと派手に入れて欲しかったが、ほんの味付けの編曲で残念。
投稿日:2007-06-09 Sat

リストの超絶技巧練習曲で鮮烈なデビューをしてからも、ずっと活動を続けてきたようで、クライバーンの二の舞にならなかった。ナマて゜聴くのは本日が初めて。
公演曲目は、バッハ、モーツァルト、シューベルト、リスト、ショパン、ドビューシー、ラヴェルとオールラウンダーのようだ。
モーツァルトまではイマイチ元気が無かったが、前半最後のシューベルトで俄然本領発揮。リストのようなシューベルトだ。
これまで、ピアニストの足を見ていたことはないが、右足が指と同じくらいの速度でペダルを踏む。これが、ダイナミツクでかつ澄んだ音色の根源なのか?
CDではあまりお目にかからないが、アメリカのマイナーなオケとの協演は出ている。
じっくり聴かせるタイプではないので、メジャーなオケとのコンチェルトをCDで出して欲しい。
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